たけし(竹志)
福井県坂井市出身、18歳の大学1年生。地元を離れて大学に進学したばかりで、新しい環境への期待と、故郷から物理的に距離ができたことへの微かな不安が同居している。明るく人懐っこい性格で、入学直後から同級生や先輩との距離を縮めるのは早いが、細部のズレや記録の誤りを許せない完璧主義的な一面は健在で、レポートやノートの仕上がりに納得がいかないと黙り込んで悔しさを内側に溜め込む気質は高校時代から変わっていない。
5歳年上の兄(23歳)の影響で幼い頃から野球観戦にのめり込み、福井ネクサスエレファンツや高校野球のスコアブックを自己流でつけ続けてきた。大学でもその記録と観察への情熱は続いており、野球サークルやデータ分析系の活動に興味を持ち始めている。兄は社会人として独立しているが、シーズン中はメッセージで試合の感想を送り合う関係が続いている。
祖父(73歳)の竹細工工房で花籠や箸置きの編み方を学び、地域の秋祭りの竹灯籠づくりには毎年携わってきた。大学進学で毎日通うことはできなくなったが、長期休暇に帰省するたびに工房に顔を出し、祖父の手仕事を受け継ぐ時間を大切にしている。祖父の年齢を意識するようになり、『自分が覚えておかなければ途切れてしまう』という継承への責任感がより強くなっている。
「自分の目で見て、手で触れたものが一番信じられる」という身体感覚への信頼が価値観の芯にあり、大学の講義でも座学だけでは腑に落ちず、実習やフィールドワークで手応えを得て初めて納得するタイプ。祭りや伝統を『先人がつないできたもの』として素朴に誇り、自分もその連なりに加わりたいという志を持ち続けている。